ロシア国防省は7日、ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍があらたに1つの集落を掌握したと発表しました。

先月、東部ドネツク州などでロシア軍が掌握した領土が、おととし4月以降で最大になったと伝えられる中、ロシア軍が攻勢を続けていることがうかがえます。

また、南部のザポリージャでもロシア軍による誘導爆弾での攻撃があり、ウクライナ非常事態庁は6日、10人が死亡したほか、生後4か月の子ども1人を含む24人がけがをしたと発表し、ロシア軍の攻撃による被害が続いています。

こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、第2陣となるデンマークから供与されたF16戦闘機が、ウクライナに到着したと発表しました。

ウクライナへのF16戦闘機の供与をめぐっては、ことし8月、ゼレンスキー大統領が、ロシアのミサイルなどを迎撃する任務に欧米側から供与されたF16戦闘機を投入したと表明しましたが、任務に当たっている際に墜落し、失われた機体も出ていました。

ウクライナ東部でロシア軍が攻勢を続ける中、新たなF16戦闘機の供与によりどこまで戦況を好転させられるかが焦点となります。

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