韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が7日午前、談話を発表し「非常戒厳」の宣言を巡る混乱について国民に謝罪する一方で、自身の進退については明言しなかった。ソウルからFNNソウル支局・一之瀬登記者に伝えてもらう。
3日ぶりに公の場に現れた尹大統領は「法的・政治的な責任から逃げない」としながらも、今後については与党に一任するとして、進退については明言しなかった。
この記事の画像(12枚)韓国・尹錫悦大統領:国民の皆さまにご心配をおかけしたことを、改めて頭を下げておわび申し上げます。
尹大統領は「非常戒厳」の宣言は「大統領としての切迫感から始まった」と説明し、国民に不安を与えたとして謝罪した。
一方で、自身の進退については「任期を含め、わが党に一任する」と述べた。
弾劾訴追案に事実上、賛成する意向を示していた与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は午前10時ごろ、記者団に「大統領の早期退陣は避けられない」と述べたが、党としては反対の方針を崩しておらず、再び対応を協議しているとみられる。
7日も国会前には多くの人たちが集まっていて尹大統領の弾劾を訴えていた。
国会では7日午後5時から本会議が開かれ、大統領に対する弾劾訴追請求を採決する予定だ。(「Live News days」12月7日放送より)
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