旧日本軍による真珠湾攻撃から83年を迎え、アメリカ・ハワイで追悼式典が開かれました。
ハワイ州オアフ島の真珠湾で7日、83年前に旧日本軍による攻撃が始まった午前7時55分に合わせて死亡した約2400人への黙とうが捧げられました。
式典は、1100人以上が犠牲者となり海に沈んだ戦艦アリゾナの上に立つ「アリゾナ記念館」を望む広場で開かれました。
戦艦アリゾナの乗組員で重度の火傷を負いながら生還し、2020年に97歳で亡くなったドナルド・ストラットンさんの孫、ニッキさんは、「(祖父の世代は)船や艦隊だけでなく、何よりも大切な、人類に対する信頼と、明るい未来を確保するための不屈の精神を再び構築しました」と、ドナルドさんから語りつがれた話を元に、思いを語りました。
ニッキさんは、教訓を先人への敬意だけでなく、後世の人たちへの約束として持ち続けるよう呼びかけています。
また、式典では戦艦アリゾナ最後の生存者としてこれまで平和の大切さを繰り返し訴え、2024年4月に102歳で亡くなったルー・コンターさんに、感謝の思いが伝えられました。
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