パリのノートルダム大聖堂は、5年前の大規模火災で屋根が焼け落ちるなど、大きな被害が出ましたが、再建工事が進んで再び公開され、8日、再開後、初めてとなるミサが開かれました。
ミサにはマクロン大統領や、国内外の教会関係者、それに市民が招待され、修復したばかりの大聖堂に2000人あまりが参列しました。
ミサの冒頭、パリの大司教は、大聖堂の再開を歓迎するとともに「戦争や暴力に直面している世界のすべての人に思いをはせる」と述べ、平和を願う祈りをささげていました。
そして、参列した人たちは、巨大なパイプオルガンの澄んだ音色とともに、聖歌を歌っていました。
市内の教会の関係者だという50代の女性は「火災は悲劇でしたが、みんなを修復という同じ目標に突き動かしてきました。こうして再開できてとても感動しています」と話していました。
また、10代の女性は「いまの世界情勢だからこそ平和を祈ることが大切だと思います。すばらしいミサでした」と話していました。
ノートルダム大聖堂はパリの観光名所としても知られ、今後は火災前より多い1日4万人が訪れることを見込んでいて、訪れる際は、新たに設けたウェブサイトでの事前の予約を推奨しているということです。
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