オスロ市内の高校での出前授業を終え、記念写真に納まる高校生平和大使ら=9日(共同)

 【オスロ共同】日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞授賞式に合わせ、ノルウェーの首都オスロを訪れている「高校生平和大使」4人が9日、現地の高校で核兵器廃絶の必要性を伝える「出前授業」を実施した。  広島と長崎、熊本から渡航している4人は、オスロ市内の高校で90分授業を2回実施。計約50人の高校3年生を前に、被爆者である家族の写真を示して原爆の被害を説明したり、一緒に折り鶴を作ったりした。若者世代の平和貢献などをテーマにした議論も行った。  平和大使は全国から毎年20~30人程度選ばれ、任期は約1年間。核廃絶を求める署名を集め、国連機関に提出している。

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