日本被団協 きょうノーベル平和賞授賞式 田中熙巳さんが会見

今回の授賞式に合わせてノルウェーの首都オスロを訪れている全国の被爆者や被爆2世など50人あまりの一行は、9日、オスロ大学の植物園を訪問しました。

この中で広島県被団協の佐久間邦彦理事長が、広島で被爆したイチョウの種を植物園の責任者に手渡し、「この種で育つイチョウはオスロでも広島でも同じ仲間なので大切にしてほしい。そして平和な核兵器のない世界を一緒に作りましょう」と呼びかけました。

植物園には2017年にICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンがノーベル平和賞を受賞した際にも広島で被爆した数種類の樹木の種が植えられ、いまは苗木に成長しています。

佐久間さんは成長した苗木を見て、「7年間オスロで成長できたことは樹木にとっても幸せだったと思う。広島で今も原爆症で苦しむ人たちにオスロで種が順調に育ち勇気をくれたと伝えたい」と話していました。

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