【ワシントン=共同】バイデン米大統領は1日、好調な米経済を支えているのは移民だと称賛した上で、日本や中国などの経済が低調なのは「彼らが外国人嫌いで、移民を望んでいないためだ」と発言した。ワシントンでの選挙資金集めイベントで述べたと、ロイター通信が報じた。
11月の大統領選で対決するトランプ前大統領の移民受け入れに消極的な姿勢を念頭に、バイデン氏は集会で「移民こそが私たちを強くしてくれている」と強調。一方で「中国が経済面で停滞し、日本が問題を抱えているのは、ロシアやインドも同じで、外国人嫌いだからだ」との見方を示した。
国際通貨基金(IMF)が4月に発表した今年の経済成長率の見通しでは、米国は2.7%で日本は0.9%。一方、中国は4.6%、インドは6.8%となっている。
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