台湾の頼清徳総統が初めての外国訪問でハワイやグアムに立ち寄り、アメリカ議会の要人と電話で会談したことなどについて、中国は強く反発し、台湾周辺で軍事演習を行う可能性が伝えられています。

台湾国防部は10日開いた記者会見で、ここ数日、台湾の周辺海域に展開している中国軍や中国海警局の艦艇の数がおととし中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を行って以降、最も多くなっているという見方を示しました。

また、日本時間の10日午前7時までの24時間に中国の戦闘機などのべ47機と艦艇や公船、合わせて21隻が台湾周辺で活動しているのが確認されたということです。

こうした中国の動きについて台湾国防部は、「台湾の封鎖を試みるとともに、外国の部隊を寄せつけないようにする目的がある」と分析しています。

その上で、「中国が標的とするのは台湾だけでなく、その脅威の対象もわれわれだけにとどまらない」として、中国の軍事的な圧力が地域の脅威となっていると強調しました。

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