【エルサレム=共同】国連開発計画(UNDP)などは2日、昨年10月に始まったパレスチナ自治区ガザの戦闘がパレスチナ経済に与えた影響をまとめた報告書を公表し、経済損失が戦闘開始半年時点で69億ドル(約1兆700億円)に達したと推計した。

報告書によると、戦闘開始前に25.7%だった自治区の失業率は半年時点で46.1%に上昇し、貧困層は167万人増加した。生活の豊かさを示す「人間開発指数」は2007年の水準まで後退し、戦闘が9カ月続けば指数は20年以上前の水準に逆戻りすると指摘した。

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