ノーベル平和賞の授賞式が日本時間の10日夜、ノルウェーで行われ、日本被団協が世界に向けて核兵器廃絶を訴えました。村井知事は11日の会見で「これからも平和の尊さを訴えてほしい」と賛辞を贈りました。
ノルウェーの首都オスロで行われた授賞式では被団協の代表委員3人が登壇して、メダルや賞状を受け取りました。この後、13歳の時に長崎で被爆した田中煕巳さん(92)が演説を行いました。
田中煕巳さん
「一発の原子爆弾は私の身内5人を無残な姿に変え一挙に命を奪いました。核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めてともに頑張りましょう」
授賞式には、仙台市在住で8歳のときに被爆した木村緋紗子さん(87)も出席しました。村井知事は今回の受賞についてきょうの会見で「長年にわたり訴えてきたことが世界的に認められ喜ばしく思う」と賛辞を贈りました。
宮城県 村井嘉浩知事
「これからも、これを大きな1つの一里塚として、世界的にさらにこの平和の尊さを訴えていっていただきたい」
一方、被爆者の高齢化が進むことについて、村井知事は被爆体験を伝える活動に行政としてもできる限り協力していく考えを示しました。
宮城県 村井嘉浩知事
「こういった活動はやはりずっと継続をしていくということが何よりも重要だと思います。行政もコミットすることによってですね、より活動しやすくなるのではないかなと思っていますので、できるだけこういった活動は協力をさせていただきたいと思っております」
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