【キーウ共同】米紙ワシントン・ポストは11日までに、シリアのアサド政権崩壊で、ウクライナが過激派「シリア解放機構(HTS)」が主導する反体制派をドローンで支援していたと報じた。ウクライナに侵攻したロシアはアサド政権の後ろ盾だった。ウクライナには反体制派を支援することで、中東などでロシアの戦略を裏から妨害する狙いがあるとした。  同紙の著名コラムニスト、デービッド・イグネシアス氏が複数の関係者の話として伝えた。  ウクライナは4~5週間前に約150機のドローンと約20人の操縦士を、HTSの拠点であるシリア北西部イドリブ県に送り込んだという。支援は、政権崩壊に重大な影響を与えなかったとみられる。  ウクライナはロシアの民間軍事会社ワグネルが金の採掘権などの利権を目的に拠点を構える西アフリカ・マリでもこうした活動を展開。ロシア側の対応が不十分な地域を攻めようとしていると指摘した。

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