「ノーベル平和賞」を受賞した日本被団協の代表団が12月13日、授賞式が行われたノルウェーから帰国しました。
代表団のひとり、松江市の本間恵美子さんも出雲空港に降り立ち、改めて受賞の思いを語りました。
日本被団協 中国ブロック代表理事・本間恵美子さん:
「街中折り鶴がいろいろなところにあったり、おめでとうという垂れ幕があったり街中で歓迎してくださっててびっくりしました。とても感激しました」
午後4時すぎに出雲空港に着いた本間恵美子さん。
母親が原爆被爆者の「被爆2世」です。
日本被団協の代表団の一人として、日本時間の10日夜、ノルウェーの首都オスロで行われた「ノーベル平和賞の授賞式」に出席しました。
日本被団協 中国ブロック代表理事・本間恵美子さん:
「例えばアメリカだったらみなさんご存知ですけど、ノルウェーでどんな反応があるのかなと思ったんですけど、みなさん本当に真剣に話を聞いてくださった。いますぐにどうっていうのは難しいけど、島根県で今回私が経験したことを生かして行かないといけない。被爆2世としてどうするかはこれからの問題」
今回、授賞式に出席した被団協メンバーのうち「被爆2世」は本間さん1人でした。
授賞式の後にオスロ大学で講演を行った本間さんは、現地の若い世代に「被爆2世」としての使命を語りました。
日本被団協 中国ブロック代表理事・本間恵美子さん:
「私は母のことを話したんですけど、どうも訴えが届いたようでとっても喜んでくださいました」
今回の受賞は、被爆者の声を世界に届けるスタートラインになったと感じています。
日本被団協 中国ブロック代表理事・本間恵美子さん:
「私は2世ですけど、被爆者の方は本当に高齢化していますから、例えば今のうちに核兵器禁止条約に批准までは難しくても一歩進んでいくことも大事だと思う。世界的なことだけではなくて地道に活動していらっしゃる方たちの上に今回の受賞があると思うので、そういう方たちもこれからも元気でがんばっていただかなきゃいけないのでサポートしていきたいと思います」
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