ジョージアのコバヒゼ首相は11月28日、記者会見し、ジョージアが長年目指してきたEU加盟に向けた取り組みを中断すると発表しました。

これを受けて、首都トビリシの議会の前では、EU加盟を求める市民のデモが毎晩続いていて、12日夜にはEUの議会、ヨーロッパ議会のメンバーらも加わって抗議の声を上げていました。

こうした中、14日に大統領選挙が行われます。

選挙は、今回から直接選挙ではなく議会議員などによる間接選挙となりますが、EU加盟を求める野党は、10月に行われた議会選挙に不正があったとして、大統領選挙の実施を認めず参加を拒否しています。

このため、与党「ジョージアの夢」が指名した与党系議員の選出が確実だとみられていますが、EU加盟を求めるズラビシビリ大統領は、任期が切れた後も大統領職にとどまる意向を示し対立が深まっています。

現地では、大統領選挙を前にした13日夜、大規模な抗議デモが予定されていて、警察との衝突も懸念されています。

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