【ソウル=共同】尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領の弾劾訴追議決書の要旨は次の通り。
▽違憲・違法行為
一、憲法や法律が定めた要件を満たさないまま「非常戒厳」を宣言し、国会への通告など手続き面でも違反があった。
一、戒厳解除要求決議を阻止する目的で武装した戒厳軍を国会に進入させ、国会議員らの出入りを妨害した。国民と国会に銃を向けた。
一、一切の政治活動の禁止や言論統制を強いる布告令を発表し、政党活動の自由、言論・出版や集会・結社など表現の自由を侵害した。
一、中央選挙管理委員会に戒厳軍を投入し、令状なしに家宅捜索した。
一、国会議員やジャーナリストの違法な逮捕を試みた。
一、国会と国民を脅し暴行する一連の暴動を起こし、内乱罪を犯した。
▽結論
一、尹氏は大統領として正常な国政運営が不可能で、内乱を首謀した捜査対象者だ。
一、苦境に陥り再び非常戒厳を宣言したり、北朝鮮との局地戦を通じ危機を打開しようとしたりする可能性がある。
一、迅速な弾劾訴追と罷免は傷ついた憲法秩序の回復であり、国民の統合や政局の安定に寄与する。
【関連記事】
- ・韓国・尹錫悦大統領の弾劾可決 職務停止へ
- ・尹大統領の弾劾可決 尹氏「私は決して諦めない」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。