沖縄県訪問中の中谷元・防衛相は15日、那覇市内で在沖米軍トップのロジャー・ターナー4軍調整官(海兵隊中将)と面会した。日米同盟の抑止力、対処力の強化と沖縄の基地負担軽減に取り組むことを確認したという。
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会談時間は20分間。会談の冒頭、ターナー氏は「米軍人は沖縄のことを大切に思っている。地域の方々と良い関係を作ろうと努めながら、良きパートナーとして最善を尽くしていくことがこの地域に住むうえで大切だと考えている」と話した。
県内での視察などの日程を終えた中谷氏は15日、記者団に対し、ターナー氏との会談について「沖縄における在日米軍の安定的なプレゼンスを確保する観点から、住民生活への影響を最小限にするように努めることが重要だと申し上げた」と述べ、米軍機の運用に伴う騒音や米軍人による事件の再発防止を求めたことを明らかにした。
県内では米軍人が絡む事件事故が相次ぎ、13日には16歳未満の少女に対する不同意性交とわいせつ目的誘拐の罪に問われた米空軍所属の軍人に対して、有罪判決がでたばかりだった。
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