日本時間の12月16日、安倍晋三元首相の妻・昭恵さんは、アメリカのトランプ次期大統領とメラニア夫人と3人で、トランプ大統領の私邸マールアラーゴで夕食をともにしたことが明らかになりました。
メラニア夫人と昭恵夫人のSNSでは、それぞれ次のような投稿がありました。
【メラニア夫人のX】「安倍昭恵夫人を再びマールアラーゴでお迎えできたことを光栄に思います。私たちは彼女の亡き夫、安倍元総理をしのび、その素晴らしい功績をたたえました」
【安倍昭恵さんのX】「できれば一言お礼とお祝いを言うためにお会いしたいとお願いしたところ、夕食会にお招きいただきました。本当に温かいお2人とお話できて、きっと主人も喜んでくれているはず。ありがとうございました」
18日放送の関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した橋下徹氏は、トランプ氏のスタンスや昭恵さんの人柄について、昭恵氏との私的な交流も含めて語りました。
■「トランプさんは友情をものすごい大切にする政治家」
トランプ氏の政治スタイルは、友情を重視し、個人的な好き嫌いで人との関わりを決める特徴があると橋下氏は指摘します。
【橋下徹氏】「トランプさんというのは、友情をものすごい大切にする政治家なんですよ。普通、大統領になる直前の人だったら、アポイントメントなどは、それなりの人たちが全部調整するんですよ。まだ今バイデン大統領がいるから、ホワイトハウスが全部動くことはないけれども、トランプさんの周りには“政権移行チーム”というものがあって、全部そこで普通は仕切るんです。
ですが、トランプさんはそういうところにとらわれない。『自分が好きか嫌いか』それだけ。だからどれだけ偉い人であろうが、嫌いだったら会わない」
好き嫌いがはっきりしているトランプ氏が夕食会に招いたことから、昭恵さんとトランプ夫妻の間に、非常に親密な関係があることがうかがえます。
【橋下徹氏】「昭恵さんや安倍元総理のことが大好き。会いたい。メラニアさんも昭恵さんのこと大好き。マールアラーゴで一緒に飲んだ時に、昭恵さんがものすごいお酒を飲んだらしくて、トランプさんもメラニアさんもお酒飲まないけど。昭恵さんものすごい楽しい人だから、メラニアさんも昭恵さんのことが大好き」
■橋下氏が知る昭恵さん「安倍さんと全く考え方が違う人と昭恵さんは会う」
安倍昭恵さんの人柄について、橋下氏が実際に会った際の印象を語りました。
【橋下徹氏】「安倍さんのお通夜に、移動のためだいぶ遅くなってしまったんです。本当に遅い時間帯なので、ちょっとでも手を合わさせてもらえればと言ったら、昭恵さんがずっと待っていてくださったんです。
僕はちょっと動転していたので、きちんと挨拶できなくて、何言ってるか自分でも覚えてないぐらい。古市憲寿さん(社会学者)を通じて、『きちんとご挨拶したいので、一度席を持っていただきたい』と頼んでこのような会食になって。それで安倍さんにお線香をあげさせてもらいました。
いろいろメディアで昭恵さんに対しての批判的な意見も出ましたけれども、でも直接お会いすれば本当にすてきな方。面白いし、話題も豊富だし、やっぱり人間的な温かさ(が感じられる)」
さらに昭恵さんが夫の政治的立場に関わらず、幅広い人間関係を築いていたエピソードを橋下氏は紹介しました。
【橋下徹氏】「昭恵さんって、安倍さんと全く考え方が違う人、安倍さんのことを猛批判する人と会うんですよ。普通自分の旦那のことをボロカスに言っている人に会うかというと、ちょっとためらうところがあるけれど、昭恵さんはわざわざ行って話をしましょうと。
(Q安倍元首相在任時も独自の動きをしていましたよね?)
そうです。人に対して色眼鏡で見ることなく、僕もお話しさせてもらいましたけど、本当に素すてきな方でしたね」
■昭恵さんが日米外交に与える影響「むちゃくちゃ重要ですよこれ」
安倍昭恵氏とトランプ氏の個人的な関係が、日本の外交にどのような影響を与えるのでしょうか。
【橋下氏】「他の番組のあるコメンテーターは、昭恵さんのことを批判していますけど、昭恵さんは民間人ですから、何があったって自由なんです。なんでいちいち政府に同意を得なきゃいけないんですか。自由にされたらいいじゃないですか。
僕もワシントンに行っていろんな政治家と会いましたけれども、大統領は会えなかったけれども、政治家、上院議員、ちょっとした幹部であったとしても、外務省はその人の一言一句、表情まで全部メモを取るわけ。
大統領ということになれば、世界中が何を話したのか、世界のリーダーの誰の名前を出したのか、その時の表情はどうか、ものすごい重要な情報なんです。それをみんな欲しがっているわけ。
昭恵さんは何時間もトランプさんと話しているんだから、政府は昭恵さんに頭を下げて、全部情報をいただいたらいいと思うけどね。むちゃくちゃ重要ですよこれ」
安倍昭恵さんとトランプ次期大統領の間では、どのような話がされたのでしょうか。そしてこの関係が今後の日米関係にどのような影響を与えるか、注目されます。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2024年12月18日放送)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。