マレーシア航空370便は10年前、乗客乗員239人を乗せてマレーシアから中国に向かっていたところ南シナ海の上空で消息を絶ちました。

当時マレーシア政府など各国が捜索しましたが、機体の一部が見つかっただけで大きな進展はないまま3年後に捜索はいったん打ち切られ、その後、マレーシア政府と契約したアメリカの海洋探査会社が再び捜索にあたりましたが新たな発見はありませんでした。

こうした中、マレーシア政府は20日、このアメリカの企業から新たな申し出があり、捜索を再開することで原則、合意したと発表しました。

捜索は最新の情報やデータの分析に基づいてインド洋南部の1万5000平方キロメートルの範囲で行われるということで、機体が見つからなければ企業側への費用の支払いは行われないとしています。

「航空史上最大の謎」とも呼ばれる旅客機の消息をめぐって真相究明が進むのか注目されます。

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