アメリカ・オクラホマ州で4月20日、乗客が走行中のバスの運転手に殴りかかる事件が発生。乗客と運転手はもみ合いになり、道をそれたバスは建物に衝突して停止した。
乗客は停留所の手前で降ろしてほしいと要求したが、拒否されて暴力をふるったという。
運転手が乗客ともみ合いに…そのまま進んでいくバス
アメリカ・オクラホマ州で4月20日、走行中のバスの運転手につかみかかっていく男の様子が映像に収められていた。
この記事の画像(15枚)踏切で停まっていたバスの車内で、乗客の男が運転手に近づいていく。
男はバスのドアを叩きながら運転手に何かを訴えているが、運転手はそのままバスを発進させた。
すると男は声を荒げ、運転手に向かって叫ぶと、いきなり運転手の顔をめがけてビンタした。
男は腕を引っ張って運転席から引きずり出そうとするが、運転手も抵抗してもみ合いになった。
運転手は殴られながらもハンドルを握ろうとするが、顔を手で押さえつけられ、床に押し倒されてしまった。
そのまま進んでいくバス。乗客が2人の間に割って入ろうとするが、視線は2人ではなく、バスの前方へ向った。
何とか男を運転手から引き離した瞬間、バスが建物に衝突。道路から道をそれて、建物の壁にぶつかった。
運転手を殴ったのはタイロン・ハリソン容疑者(23)。バスの窓から逃げ出したが、まもなく逮捕された。
「降ろして欲しい」と運転手に要求も、拒否されて激怒
なぜ、ハリソン容疑者は突然、運転中の運転手に殴りかかったのだろうか。それはあまりにも身勝手な理由だった。
停留所の手前で降ろしてくれなかったからだという。
ハリソン容疑者は、停留所ではないところで「ここで降ろして欲しい」と運転手に要求。しかし運転手は「規則で次の停留所までは降車させることはできない」と拒否。
バスを発進させたところ、ハリソン容疑者は激怒し、怒りのまま運転手に暴力をふるったという。
(「イット!」 5月2日放送より)
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