アメリカのバイデン大統領は、連邦裁判所で死刑宣告を受けた37人について終身刑に減刑すると表明しました。
バイデン大統領は23日、声明で、連邦裁判所で死刑宣告を受けた40人のうち、テロや憎悪による大量殺人を行った人以外の37人について、死刑執行を一時停止すると表明し、仮釈放のない終身刑に減刑すると発表しました。
バイデン大統領は「私は殺人犯を非難し、犠牲者のために悲しみ、遺族のために心を痛めている」と強調する一方で、「私が停止した死刑執行を新政権が再開することを傍観できない」と理由を説明しました。
トランプ次期大統領は第一次政権で、20年近く執行されていなかった連邦政府による死刑を再開しており、次期政権でも執行を推進する姿勢を示していて、2025年1月の政権発足を前にバイデン氏が歯止めをかけた形です。
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