「薬物を買う金がなく困っていた」クリスマスイブに…自称“薬物中毒”の容疑者が現地在住の78歳日本人男性を妻と孫の前で銃撃し殺害・逮捕　ブラジル・サンパウロ

警察署の中で鋭い視線をカメラに向ける上半身裸のひげ面の男。
男は、ブラジル最大都市・サンパウロの路上で強盗をたくらみ、現地在住の78歳日本人男性を銃で殺害したとして逮捕された。

金銭要求を断りもみ合いに…妻と孫の前で銃で撃たれ死亡

事件は、クリスマスイブに起きた。

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防犯カメラに残されていた映像を見ると、家族連れが赤い車に向かって歩いてくると、それを待ち伏せていたように1人の男が近寄る。

家族連れに近づいた黒い服の男が、アンデルソン容疑者（36）。
そして、その男と向き合う青っぽい服の男性が、殺害された現地在住の日本人男性、フクドメ・ススムさん（78）。

この時、アンデルソン容疑者は金銭を要求したとみられるが、フクドメさんはその要求を拒否したのか、車に乗り込もうとする。

しかしアンデルソン容疑者は、再びフクドメさんに近づき、そして追いかけもみ合うような状態に。

言い争うような大きな声が聞こえた直後、フクドメさんは妻と孫のいる前で銃で撃たれ、その後死亡した。

一方、フクドメさんを撃ったアンデルソン容疑者は、現場から走り去る際、何かを小脇に抱えているように見える。
この時、フクドメさんの妻のハンドバッグを奪っていた。

事件から2日後の26日、現地の警察に逮捕されたアンデルソン容疑者。

過去に3つの強盗罪や重刀法違反での逮捕歴があり、仮釈放中だったという。

自らを“薬物中毒”と話し、警察の調べに「薬物を買う金がなくて困っていた」と容疑を認めているという。

また現地の警察は、この事件の共犯として、新たにガブリエル容疑者の身柄を拘束したが、男は事件への関与を否定しているという。

現地ブラジル・サンパウロの日本総領事館は、銃器を使用した強盗殺人事件などが多発していて
、日本人も被害に遭っているとして注意を呼びかけている。
（「イット!」12月27日放送より）

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