ガザ地区をめぐるイスラエルとハマスの間での戦闘の休止と人質の解放に向けた交渉について複数のアラブ系のメディアは、仲介国エジプトで4日に行われたものの合意には至らず、引き続き、5日も続けられると伝えています。
交渉に先だって、ハマスは前向きな姿勢で臨むとしていましたが、中東のメディアは、ハマス側は合意には完全な停戦が必要であると改めて強く主張しているほか、詳細の検討に更なる時間を求めているなどと伝えています。
一方、イスラエルのメディアは、ハマスがこれまでに示された提案に応じなければ、イスラエルは、エジプトに代表団を送らないとの政府高官の話を伝えています。
イスラエル側は、あくまでハマスの壊滅を目指し、ガザ地区南部ラファへの地上作戦を強行する姿勢を崩しておらず、双方の主張の隔たりを埋めるのは容易ではなく、ぎりぎりの交渉が続けられているものとみられます。
交渉の行方に注目が集まる中でも、イスラエル軍によるガザ地区での攻撃は続いていて、地元メディアは5日、イスラエル軍が、早朝に多数の避難者などが身を寄せる南部ラファ周辺など各地で空爆を行い、多数の死傷者が出ていると伝えています。
イスラエル軍のガザ地区攻撃続く ラファで空爆 3人死亡
交渉が続く一方で、イスラエル軍によるガザ地区での攻撃は続いていて、地元のメディアは4日、避難者などおよそ120万人が身を寄せる南部ラファにある住宅が空爆され、子ども2人を含む3人が死亡したと伝えています。
地元の保健当局は4日、これまでに3万4654人が死亡したと発表していて、住民の犠牲が増え続けています。
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