パレスチナのガザ地区ではイスラエル軍による攻撃が続き、地元の保健当局はこれまでの死者が4万5541人にのぼったとしています。

31日はガザ地区で大雨となり、雨宿りをする人の姿や雨水がテントに入らないように掃除用具を使ってはきだす人の姿も見られました。

地元メディアは住民が身を寄せていた多くのテントが風で飛ばされたり雨で浸水したりする被害が出ていると伝えていて、住民は気温が下がる冬の間も厳しい避難生活を強いられています。

NHKガザ事務所が住民に話を聞くと停戦を求める声が相次ぎ、幼い子どもたちと避難生活を送る母親は「服や食料、住むところも必要ですが、何よりも必要なのは停戦です」と話していました。

また別の女性は「この戦争は本当に長く続いていて、いますぐ停戦が実現してほしい」と訴えていました。

イスラエルとイスラム組織ハマスの間の停戦と人質解放に向けた協議は解放する人質の人数などをめぐり双方の間に依然として隔たりがあると伝えられていて、停戦の見通しが立たないなか、ガザ地区の人道状況は深刻さを増しています。

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