ロシア軍による弾道ミサイル「イスカンデル」の発射演習=2022年2月、ロシア南部アストラハン州(タス=共同)
ロシア国防省は6日、ウクライナ侵攻の拠点となる南部軍管区で、プーチン大統領の指示を受けて「非戦略核兵器」の使用を想定した演習の準備を始めたと発表した。戦術核兵器を意味するとみられる。核使用も辞さないとの姿勢を示してウクライナ支援を続ける欧米を威圧する狙いだ。 国防省は欧米の「挑発的発言や脅迫」に対応し、領土と主権を守るためだと主張している。 ロシアはプーチン氏の通算5期目の大統領就任式を7日に、対ドイツ戦勝記念日を9日に控え、核戦力を誇示して国内の結束も図る。 今回の演習は空、海軍で編成するミサイル部隊が参加し、兵員や兵器の即応体制を強化するとしている。(共同)
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