イスラエルのネタニヤフ首相=6日、エルサレム(AP=共同)
【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は8日、同国でバーンズ米中央情報局(CIA)長官と会談し、イスラム組織ハマスが受け入れたパレスチナ自治区ガザ休戦案を拒否すると伝達した。イスラエルが拒む「戦闘終結」が明記された休戦案について「越えてはならない全てのレッドラインを越えた」と強調した。地元メディアが報じた。 会談にはイスラエルの対外特務機関モサドのバルネア長官やガラント国防相が同席。イスラエル側は、バイデン米政権によるイスラエルへの武器供与一時停止が、休戦や人質解放を巡る間接交渉をさらに複雑にすると不満を示した。ハマスに戦闘で圧力をかけながら交渉するイスラエルにとって、米側の対応が不利に働くと懸念しているとみられる。
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