旧ソ連5カ国でつくるユーラシア経済同盟(EAEU)は8日、モスクワで首脳会議を開いた。ロシアのプーチン大統領は通算5期目に入り初の外交舞台で「一部の国による制裁や貿易基盤の破壊に対し、同盟は有効性を発揮してきた」と述べ、ウクライナ侵攻で制裁を科す欧米をけん制した。  同盟は2014年5月の結成条約締結から10周年。安全保障面でロシア離れを進めるアルメニアのパシニャン首相も参加、電力や運輸分野の協力拡大に期待を表明し「全ての加盟国と積極的な交流の用意がある」と話した。ベラルーシ、カザフスタン、キルギスの各大統領のほか、オブザーバー国のウズベキスタン、キューバの大統領も参加した。


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