攻撃を受け破壊されたトリピリスカ発電所=11日、ウクライナ・キーウ州(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ中部キーウ(キエフ)州最大の火力発電所が11日朝、ロシア軍の攻撃を受けて全ての発電能力を失った。ロシアがウクライナ各地の電力インフラを集中的に攻撃する一方、ウクライナは迎撃用の防空ミサイルを「近く使い果たす」(米軍高官)恐れが指摘される。ゼレンスキー政権は防空支援の拡充を訴えている。  前面が焼け焦げた建物の一部がえぐられるように倒壊し、周辺の窓ガラスはほぼ全て割れていた。キーウ中心部から南に約40キロに位置する「トリピリスカ火力発電所」を12日に訪れると、巨大な施設が無残な姿をさらしていた。


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