アップルの新製品プロモーション動画に波紋が広がっている。
7日に発表されたアップルの「iPad Pro」の約1分の動画。
巨大なプレス機の上には、トランペットやピアノなどの楽器をはじめ、絵の具や彫刻、カメラなどさまざまな物があり、次々とつぶされていく。
ギターは破裂。人形は目玉が飛び出してしまう。
そしてプレス機が引き上がると、新しい「iPad Pro」が現れるという演出で、ナレーションでは「史上最強のiPadは史上最も薄い」とアピールしている。
この動画のタイトルはずばり、「Crush!(押しつぶす)」。
しかし、SNSで「つぶされる楽器や装具や文化に敬意がなくて悲しいしつらい」「史上最悪のCM」などと、全ての物をつぶしていく様子が破壊的であると批判が高まり、炎上した。
アップルは新機種の薄さや多機能を伝えたかったようだが...。
街の人からは「インパクトがあっていいなとは思ったんですけど、楽器をやってる身からするとつぶされてる楽器がかわいそう」「不愉快ですね。楽器が凝縮されていくんだったら、吸い込まれていくとかそういう表現だともうちょっと柔らかいかなと」「表現は自由だしいいんじゃないかなとは思います」などの声があがった。
この動画はネット上でまだ視聴できるが、アメリカのアップルは9日、「この動画は的を外していました。申し訳ありません」と批判を受けて謝罪。
テレビで広告を流さないことを決めたという。
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