パレスチナの国連への正式加盟について、安全保障理事会に再検討を求める決議が国連総会で採択された。

パレスチナをめぐっては4月、安保理で国連への正式加盟を勧告する決議案がアメリカの拒否権で否決されていた。

国連総会は10日、パレスチナが「国連加盟の資格を有する」として、安保理に対し「好意的に再検討」するよう求める決議を、日本を含む143カ国の賛成で採択した。

国連総会の決議に拘束力はないが、イスラエルの国際的な孤立がいっそう際立つ形となった。

一方、イスラエルのエルダン国連大使は投票前の演説で、「あなた方は国連憲章をズタズタにしている」などと述べ、壇上で国連憲章をシュレッダーにかけ、強く非難した。

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