米ニューヨークで11日、「ジャパンパレード」が開かれた。日本の文化を紹介し、ニューヨークと日本の友好を深めることが狙いで、今年で3回目。ニューヨークに拠点を置く日本関連の団体やサークル、企業など約100組がセントラルパーク沿いの通りを行進し、沿道に並んだ人たちから声援を受けた。

 パレードでは舞踏や楽器の演奏も披露され、世界的な人気を誇る漫画「鬼滅の刃」のキャラクターが乗った車が通ると、大きな歓声が上がった。また、真田広之さんが主演するドラマ「SHOGUN 将軍」が米国で話題になったことにちなみ、森美樹夫ニューヨーク総領事は武将の格好で行進した。

 ニューヨーク・タイムズが1月、「2024年に行くべき52カ所」の3番目として紹介した、山口市もパレードに参加。ニューヨークを訪れた伊藤和貴市長は「宿泊施設はかなりいっぱいになっており、米国やオーストラリア、欧州からの観光客が増えていると聞いている」と、記事の効果を説明。「ジャパンパレードは日本の文化を米国の方にしっかり伝えたいという思いから始まったと聞いている。その参加者になれることはとてもうれしく思っている」と述べた。(ニューヨーク=中井大助)

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