10日、ウクライナ東部ハリコフでロシアのミサイル攻撃があった=ロイター

【キーウ=共同】ロシア軍がウクライナ東部ハリコフ州北部に国境を越えて侵入したことについて、ゼレンスキー大統領は11日の声明で、国境近くの7集落で戦闘が継続していると明らかにした。ハリコフ州への部隊増派によって防衛態勢を強化していると主張した。

ハリコフ州のシネグボフ知事らによると、国境から約6キロのボウチャンスク方面では11日、滑空爆弾による攻撃が20回以上あり、2人が死亡し1人が負傷した。国境周辺から民間人の避難が進められた。

ロシア国防省は11日、ハリコフ州の5集落を制圧したと発表していた。ウクライナは認めていないが、米シンクタンク戦争研究所もロシアが大きく前進し、複数の集落を制圧したとみられるとの分析を公表した。

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