ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで、市内を走る路線バスが川に転落した。バスには乗客20人以上が乗車しており、そのうち7人が死亡した。事故の原因として、運転手の過労が指摘されている。
橋の欄干を突き破り…川に落下
10日、サンクトペテルブルク市内を走る路線バスが暴走し、蛇行運転の末に川に転落した。
この記事の画像(13枚)青いバスは歩道に乗り上げたあと、Uターンするように右に曲がり、車と衝突。止まることなく、橋の欄干を突き破り、バスごと川へと転落した。バスには、約20人が乗っていたとみられる。
事故を目撃した女性によると、当時、服のまま飛び込んで乗客を助けようとしている人もいたという。また、事故を目撃した男性は「私たちは車を止め、(転落した乗客に)心臓マッサージをした」と話している。
川に転落したバスはクレーンで引き揚げられたが、乗客7人が死亡。ロシア当局は、バスが「コントロールを失った」として44歳の運転手を拘束した。
AP通信によると、拘束された運転手の妻はロシアメディアに「事故前日に20時間働いた後、ほとんど休むこともなく、朝から仕事を強制されていた」と話している。
(「イット!」 5月13日放送より)
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