目次

  • プーチン大統領 新国防相らと会議

  • ゼレンスキー大統領 予定していた外国訪問を延期

【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(5月15日の動き)

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ウクライナ情勢 ロシアによる軍事侵攻 最新情報・解説 - NHK特設サイト

プーチン大統領 新国防相らと会議

ロシアのプーチン大統領は15日、新たに国防相に任命したベロウソフ氏や軍の幹部などとの会議を開き、ウクライナへの軍事侵攻について「われわれの軍はあらゆる方面で日々、状況が良くなっている」と述べ、攻勢を強めるロシア軍が主導権を握っていると誇示しました。

そのうえでプーチン大統領は経済政策の専門家だったベロウソフ氏を国防相に起用した理由は、ロシアの国防費が増加しているからだと指摘し「われわれは非常に注意深くかつ効率的に使う義務がある」と述べました。

またプーチン大統領は会議で、これまで国防相を務めたショイグ氏に謝意を示すと共に「参謀本部の陣容を変更する計画はない」と述べ、国防相が交代してもウクライナ侵攻の総司令官を務めるゲラシモフ参謀総長の指揮のもとで軍事侵攻を続ける考えを示しました。

ゼレンスキー大統領 予定していた外国訪問を延期

ウクライナ大統領府はSNSでゼレンスキー大統領が予定していたすべての外国訪問を延期したと明らかにし、ハルキウ州などでのロシア軍の攻勢による厳しい戦況を受けて対応に追われているものとみられます。

ウクライナ 東部ハルキウ州 軍の一部の部隊が事実上撤退か

ウクライナ東部ハルキウ州ではロシア軍の部隊が国境を越えて侵入して激しい衝突が続いていて、ウクライナ軍の参謀本部は14日、ボフチャンシクなど2か所で「部隊をより有利な場所に移動させた」と発表し、事実上、部隊を撤退させたとみられます。

ロシア国防省も15日、ハルキウ州で2つの集落を掌握したと発表し、攻勢を強めています。

さらに、ロシア国防省はウクライナの南部ザポリージャ州でも集落のロボティネを掌握したと発表しました。

ロボティネは去年行われたウクライナ軍による大規模な反転攻勢で、ウクライナ側が奪還に成功した拠点の1つで、ウクライナ軍はロボティネから交通の要衝トクマクへの進軍を目指していましたが、その後、反転攻勢が失速し、周辺では激しい戦闘が伝えられていました。

ロボティネを掌握したとするロシア側の発表に対し、ウクライナ軍は否定し、徹底抗戦が続いていると強調しています。

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