健康や睡眠関連用品を製造・販売する「テンシャル」(東京都)は、シリカゲルを中綿に含み、湿度を下げる掛け布団「バクネ コンフォーター クール」を16日から発売する。まるで「掛ける乾燥剤」で、熱帯夜でも快眠できるという。
同社によると、夏は気温に加え、湿度の高さが快適な睡眠を妨げる要因の一つになっているという。布団の中を「温度32~34度、湿度45~55%」に保つことが理想といい、この状態になるようにバクネは設計されている。
同社が成人25人を対象に行った評価試験のデータによると、被験者それぞれが適温だと思う室温・湿度の部屋で、一般的な羽毛布団を使った場合の平均睡眠時間が5時間56分だったのに対し、バクネでは6時間28分と、32分延びた。
被験者の脳波を測ると、バクネでは深い睡眠であるノンレム睡眠が22分延び、布団に入って寝ている時間の割合も5・8%増えた。被験者へのアンケート調査でも、睡眠の満足度が高かったという。
評価試験に助言した西多昌規・早稲田大教授(睡眠医学)は「睡眠中は深部体温を低く維持することが望ましい。バクネを使うことでその状況が維持されたと考えられ、睡眠時間の延長と、寝付くまでの時間が短くなったと言える」とコメントした。
シングルサイズで1万7000円、ダブルで2万2000円など。問い合わせはメール(support@tential.jp)【渡辺諒】
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