京都市左京区にある京都府立植物園は14日、園内にシカが出没したとして同日を臨時休園とした。スタッフや京都府警下鴨署員が園内を捜索したが同日は捕獲に至らず、15日朝も臨時休園となった。同園は園内の安全確認やシカの侵入対策を施した上で15日午後1時からの開園を予定している。
同園によると14日午前9時半ごろ、来園者が園内に出没した2頭のシカを見つけ、スタッフに知らせた。1頭には大きな角が生えていたという。
同園北側にある門に設置したカメラを確認したところ、14日午後9時ごろに園内から出ていく2頭の姿が写っていた。同園はこうした情報から、シカはすでに園内にいないと判断した。
下鴨署によるとシカの出没によるけが人などは確認されていない。
園の正門前で臨時休園を知った京都市中京区の無職、中崎道子さん(72)は「2年ぐらい通っているけれどシカが出たなんてはじめて聞いた。びっくりです」と話した。
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