4日は、能登町の能登高校の体育館に特設の舞台が設けられ、招待された能登高校と穴水高校の生徒、およそ260人が演劇鑑賞を楽しみました。

物語では、母親から言われたとおりに生活してきた主人公の高校生が、AIロボットとの友情や、さまざまな人たちとの出会いのなかで成長する姿を描いています。

生徒たちは、自分の気持ちを大切にして、ものごとを決めることができるようになっていく主人公の姿を、真剣な様子で見入っていました。

当初、予定していた会場の穴水町のホールが被災したため開催が危ぶまれていましたが、被災地の高校生を勇気づけようと会場を変更して上演されたということです。

穴水高校の2年生の女子生徒は「とてもおもしろかったです。演劇を見て気持ちが楽になったので、改めて目標に向かって頑張りたいと思いました」と話していました。

主人公を演じた竹森琴美さんは「実現が難しいかもしれないと思っていましたが、能登の皆さんにぜひやってほしいと言われて、稽古にも熱が入りました。頑張っている人たちへのエールになればうれしいです」と話していました。

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