兵庫県三田市は今年の第45回三田まつり(8月3日)で、花火の打ち上げを見送ることにした。昨年は4年ぶりに花火を再開したが、打ち上げ場所を例年の場所から移したため、まつりのメイン会場の「郷(さと)の音(ね)ホール」駐車場(同市天神1丁目)から見えにくかった。新しい打ち上げ場所を検討したものの、適した場所を選ぶことができなかったという。

 市まちのブランド観光課によると、昨年は城山公園から約2500発を打ち上げた。会場からは約1.2キロ離れていて、観覧客から「見えづらい」などの声が寄せられていたという。

 従来の花火は、会場から約700メートル離れた武庫川の橋から打ち上げていた。だが、花火の殻が周辺の農地に落ちる問題があり、昨年は城山公園に打ち上げ場所を移した経緯があった。

 今年の三田まつりは、市民総おどりのほか、新たにホールの壁にレーザーマッピングを投影し、子どもたちが楽しめる内容にする。事業費は約2千万円で、うち約3割を募金や協賛金でまかなう予定。市は市民や企業に協力を呼びかけている。(青木康行)

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