三重県で収穫作業が最盛期を迎えているのは、主に伊勢うどんに使われる「あやひかり」という品種の小麦です。

津市安濃町の農業法人が管理する麦畑では、今月に入って収穫が始まり、90センチ程に伸びた小麦を従業員がコンバインで刈り取っていました。

雨が降ると作業ができないため、梅雨に入る前に少しでも作業を進めようと、従業員が昼休みの時間をずらして交代で取るなど工夫して一日中刈り取りを行っているということです。

JA全農みえによりますと、三重県内の小麦の作付面積は年々増加していて、ことしは去年より120ヘクタール多い、7300ヘクタールで栽培されているということです。

小麦の生育は順調で、農業法人では例年どおりの品質や収穫量を見込んでいます。

二子営農組合の横山光次組合長は「寒い冬に栽培を始めて暑さの中で刈り取りを迎え、苦労して育てています。おいしく食べてもらいたい」と話していました。

小麦の収穫は今月20日ごろまで続きます。

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