東京電力は17日、柏崎刈羽原発(新潟県)7号機への燃料装填(そうてん)作業を、電源の不具合で一時中断したと発表した。原子炉の出力をコントロールする制御棒を挿入する準備をしていたところ、駆動用モーターにつながるブレーカーが落ちてしまった。原因は午後2時半現在、分かっていない。同原発広報部は「原因判明まで作業を中断する」としている。
東電によると、同日午前7時10分過ぎ、7号機の原子炉に制御棒10本を挿入するため、それぞれの駆動用モーターにつながるブレーカーを入れたところ、うち1本のブレーカーが落ちてモーターを動かせない状態になった。制御棒を挿入する予定だった箇所には燃料は入っておらず、安全上問題はないという。
7号機には制御棒が全部で205本あり、10本単位でブレーカーを入れてモーターに電流を流し、挿入している。
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