イタリアで2年に1度開かれる現代美術の祭典、ベネチア・ビエンナーレ国際美術展の関係者向け内覧会が17日始まった。イスラエル館に出展する作家らは、イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦や人質解放を求め、同館の開館を見送った。開幕は20日。
イスラエル館の作家ルース・パティアさんは17日までにインスタグラムで「ボイコットには反対だができることをする」と表明。入り口には「停戦と人質解放の合意に達した時に展示を開く」との文章が張り出された。
時折兵士が見回りに来る中、同館前にはパレスチナの支援者とみられる人々がビラをまいて抗議するなど、物々しい雰囲気に包まれた。(共同)
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