UFOにちなんだ地酒のネーミングを募集するポスター=福島市提供

 UFO(未確認飛行物体)の目撃情報が相次いだ福島市飯野町を市全体の官民連携で盛り上げる「UFOの里づくり推進委員会」は、同市唯一の酒蔵「金水晶酒造」と連携し、飯野で栽培した酒米と宇宙から帰還した酵母を使い、UFOにちなんだ日本酒の醸造に乗り出す。そのネーミングを募集している。

 旧飯野町(2008年に福島市と合併)では1970年代から千貫(せんがん)森(標高462メートル)周辺でUFOの目撃情報が相次いだことから、これを生かした町づくりに取り組む。市は今年からさらに発展させ「キラーコンテンツに育てる」ことを目指し5月に推進委を設立した。

 第1弾としてUFOにちなんだ新たな地酒造りを始めた。5月26日には、木幡浩市長や飯野まちづくり研究会らが地元の水田35アールに県産の酒米「夢の香」を田植えした。これを、21年に宇宙を37日間旅した「うつくしま夢酵母」で醸造する。「銀河のミルキーウエー」をイメージした薄にごりになるという。

 ネーミングは市のオンライン申請で19日まで募集している。採用された1人に新酒と5万円を贈る。【錦織祐一】

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