京都の「五山送り火」は、お盆に迎えた先祖の霊を送る伝統行事で、願い事を書いた「護摩木」などをたいた炎で5つの山に「大」の文字や鳥居の形などを浮かび上がらせます。
16日の送り火を前に、「五山」のそれぞれの保存会では、「護摩木」の受け付けを行っていて、このうち京都市北区の西方寺では「船形」でたかれる「護摩木」を特設のテントで受け付けています。
訪れた家族連れなどは、筆に墨をつけると、長さ40センチ、厚さ5センチほどの松の角材に「家内安全」や「無病息災」などの願い事を書き込んでいました。
保存会によりますと、観光客が申し込むようになり、護摩木の数は年々増えていて、ことしはおよそ6000本を見込んでいるということです。
船形万燈籠保存会の西田悟志副会長は「天気もよさそうなので多くの方の気持ちがこもった護摩木をたき上げてしっかりと先祖の霊をお送りしたいです」と話していました。
護摩木の受け付けは、それぞれの保存会で送り火当日まで行われます。
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