JR米坂線の早期復旧を求めて署名をする来場者=山形県小国町で2024年8月31日、竹内幹撮影

 JR米坂線の早期復旧を願って山形県小国町の小国駅前広場で31日、「米坂線復活絆まつり」があった。山形県と新潟県を結ぶ同線は2022年8月の豪雨で被害を受け、一部区間で運休が続いている。

 米坂線は1936年8月31日に全面開通し、この日で「米寿」を迎えた。地元アーティストのコンサートや沿線自治体の特産品の販売などがあり、来場者でにぎわった。

「米坂線復活絆まつり」が開催されたJR小国駅前=山形県小国町で2024年8月31日、竹内幹撮影

 イベントには、山形県の吉村美栄子知事、新潟県の花角英世知事らも参加。吉村知事は「今日が本当のスタート。絶対に復活させるんだという思いで、みんなで力を合わせて取り組んでいきたい」などと呼び掛けた。

 町立小国中学3年の川上白亜さん(14)は「草が生え、荒れ果てた線路を見ると悔しい気持ちでいっぱいです。電車がまた当たり前のように走り出し、多くの人が行き交い活気ある小国町になることを望んでいます」と米坂線の復活を願った。【竹内幹】

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