日本一の花火師を決める「大曲の花火(正式名・全国花火競技大会)」の表彰式が1日あり、地元・秋田県大仙市の「小松煙火工業」が11年ぶり2回目の最優秀賞(内閣総理大臣賞)に輝いた。

 大曲の花火は8月31日、大仙市の雄物川河畔に10万人の大観衆を集めて開かれた。12都県から28業者が出場し、「昼花火」「夜花火」の2部門4種目で競った。小松煙火工業は2部門で優勝し、他に準優勝、3位(優秀賞)と他社を圧倒する好成績を収めた。特に、10号玉芯入割物(しんいりわりもの)では最高難度とされる五重芯を成功させ、審査委員の高い評価を集めた。

 小松忠信社長(60)は「(最優秀賞を)地元・大曲に取り戻せて、まずはホッとした。しかし、『喜びは一瞬、精進は永遠』。明日から、来年に向けた戦いが始まる」と気を引き締めていた。

 各部門の優勝は次の通り。

 昼花火の部=響屋大曲煙火(秋田)▽夜煙火の部・10号玉芯入割物の部=小松煙火工業(同)▽自由玉の部=同▽創造花火の部=伊那火工堀内煙火店(長野)(室矢英樹)

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