母馬に寄り添われる野生馬「御崎馬」の「春駒」=18日、宮崎県串間市の都井岬

宮崎県串間市の都井岬で、国の天然記念物の野生馬「御崎馬」が出産シーズンを迎えている。子馬が母馬に寄り添われ、急斜面をおぼつかない足取りで歩いたり、乳を飲んだりする愛くるしい姿が見られる。

都井御崎牧組合によると、江戸時代に旧高鍋藩が藩営牧場を設けたのが始まりで、その後、人の手を介さず、ほぼ野生下での繁殖が続いている。成長しても体高130センチ程度と小柄で、4~6月に例年20頭ほどが生まれる。4月23日時点で「春駒」と呼ばれる生まれたばかりの子馬を除き92頭が生息している。

母馬に寄り添われ歩く野生馬「御崎馬」の「春駒」=18日、宮崎県串間市の都井岬

昨年7月に都井岬にオープンしたグランピング施設「トイグランソラシタ」の施設長野副雄太郎さん(25)は「暖かくなり、馬、海、緑と眺めが良くなってきた。見に来て、非日常を楽しんでほしい」と話した。

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