鉄道車両の車輪に車軸をはめ込む「輪軸」の組み立て作業をめぐり、JR四国は20日、社内基準を下回る圧力ではめ込まれた輪軸が7両(8本)見つかり、安全性が確認できないとして運用を中止したと発表した。

 JR貨物の不正を受け、同社の保有車両409両(1634本)の輪軸を点検した。

 基準を上回る圧力ではめ込まれていた車両も91両(124本)見つかったが、安全性に問題ないことを確認し、運用を続ける。

 検査データの改ざんはなかったとしている。

 同社運輸部の佐藤重喜担当部長は「車輪という安全上重要な機器の取り扱いが不明確であったことを認識した。今後は明確にし安全な車両の提供に努めたい」と話した。(和田翔太)

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