国の重要無形民俗文化財「長崎くんちの奉納踊(おどり)」が7日、長崎市の諏訪神社で始まった。旧市街の各町に伝わる自慢の「演(だし)し物」が披露され、早朝から多くの見物客が詰めかけた。

 7年に一度の輪番制で、今年は七つの町が奉納した。五嶋町は「くんちの代名詞」ともいわれる「龍踊(じゃおどり)」を披露。長喇叭(らっぱ)や太鼓の音が響く中、全長約20メートルの青と白の龍体が絡み合うように宙を舞った。

 神社の境内に集まった見物客からは、アンコールを求める「モッテコーイ、モッテコイ」のかけ声がやまなかった。奉納踊りは、市内の公園などで9日まで続く。(榧場勇太)

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