JR九州の博多―別府(大分)間の新たな観光特急「かんぱち・いちろく」の出発式典が26日、別府駅であり、ファンファーレとともに、重厚感ある黒色に金色のアクセントをあしらった車両がゆっくりと博多方面へ向かった。古宮洋二社長は式典で「福岡・大分のことが分かってもらえる親しみのある列車にしたい」とあいさつした。
福岡県久留米市の女性(65)は列車に乗り込む前、「大分県産の日田杉などが使われた内装に期待している」と胸を躍らせた。
列車名は、新特急が走る久大線の全線開通に尽力した麻生観八氏と、現在の大分県由布市への路線誘致を働きかけた衛藤一六氏に由来する。
月、水、土曜日は別府方面へ「かんぱち号」、火、金、日曜日は博多方面に「いちろく号」として片道ずつ約5時間かけて走る。3両編成で、60席全てがグリーン席。料金は食事付きで大人1人1万8千円から。
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