大津市を舞台にした宮島未奈さん(40)=大津市=の小説「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)が本屋大賞を受賞したのを記念し、東京・日本橋にある滋賀県情報発信拠点「ここ滋賀」は、大通りに面したガラス面に主人公・成瀬あかりのパネルを掲示するとともに宮島さんのサイン本などをプレゼントするキャンペーンを始めた。
パネルは永代通り側のガラス面。それまでの飛び出し坊やに代わって、成瀬がジャック(占拠)するようになった。
キャンペーンでは、ここ滋賀公式X(旧ツイッター)に投稿した人から抽選で20人に宮島さんのサイン本、10人に作品にも登場するミシガンの乗船券、10人に県産品セット(5000円相当)を贈る。5月10日まで。
また、ここ滋賀の店内には急遽(きゅうきょ)、宮島さんの書籍コーナーを設置。「成瀬は天下を取りにいく」と今年1月に発刊された続編「成瀬は信じた道をいく」を特別販売した。
ここ滋賀日本橋オフィスの光明祐信(こうみょうゆうしん)副所長は、「多くの通行人がスマホで成瀬のパネルを撮っていかれる。宮島さんの2作目『成瀬は信じた道をいく』の作中にはここ滋賀も登場している。今回の本屋大賞受賞を受けて、ここ滋賀でも、滋賀の発信に一層力を入れていきたいと考えている」と話していた。
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