五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う白川村のどぶろく祭は、1000年以上の歴史があるとされ、地元の人が冬の寒い時期に仕込んだどぶろくを村にある5つの神社に奉納します。

このうち、合掌集落がある荻町地区の白川八幡神社では、15日までの2日間「どぶろく祭」が行われました。

まず、獅子舞が奉納されたあと、神前にささげられたどぶろくが酒だるに移され、観光客などに杯でふるまわれました。

この地区で仕込まれたどぶろくは、一升瓶にしておよそ2800本あるということで、甘い香りに包まれる中、訪れた人は伝統の味を楽しんでいました。

愛知県から訪れた70代の男性は「おいしいです。20杯飲みたいです」と話していました。

同じく愛知県から訪れた70代の男性は「ことしは特においしいです」と話していました。

「どぶろく祭」は今月19日まで、村の別の神社で行われます。

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