栃木県は国内で生産されているかんぴょうのうちのほとんどを占める産地で、中でも下野市は生産が盛んな地域として知られています。

25日、市内の農協の施設でことしの入札会が開かれ、4軒の生産者が合わせておよそ3.5トンを出品しました。

会場には14の問屋の担当者が訪れ、色合いや厚みなどを念入りに確認して、希望する値段を専用の紙に記入していきました。

そしてもっとも高い値段をつけた問屋が落札し、高いものでは1キロ当たり4000円余りの値段がつけられていました。

ことしは夏の厳しい暑さにもかかわらず、適度に雨が降ったため、例年と同じ高品質のかんぴょうができたということです。

県内の問屋の男性は「十分な量を買えました。ことしもすし屋さんにいい品を供給できると思います」と話していました。

栃木県干瓢商業協同組合の毛塚安彦理事長は「生産者も納得できる価格で買ってもらえました。栃木県産のかんぴょうは人気がありますが、生産が追いついていないので、今後は生産振興に力を入れていきたい」と話していました。

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